頭痛の原因と対処法

頭痛は万人が体験したことのある最もポピュラーな痛みのひとつ。
頭痛のとき、本当は頭のどこが痛んでいるのか、ご存知でしょうか?
答えは、「頭の血管」と「頭周りの筋肉」。
脳みそが痛んでいるように感じますが、本来脳細胞そのものは、針でつついても痛みを
感じることはないそうです。
ふだん経験している頭痛の多くは、頭の血管が拡張したり、筋肉が緊張したりすること
によって起きていると考えられています。

慢性頭痛には3つのタイプがあり、それぞれ原因や対処法が違います。
思い込みや自己流ケアで悪化させてしまうこともあります・・・。
① 緊張型頭痛
頭が重苦し感じがダラダラ続く、最も多いタイプの頭痛。
デスクワークなどの、うつむき姿勢を続けたときや、長時間パソコンに向かって仕事を
したとき、ストレスがかかったときなどに起こるのが代表的なパターンです。
原因:頭や首、肩の筋肉のコリ。 身体的・精神的ストレス。
対処法:首筋や頭周りの筋肉の緊張をほぐすことがまず第一です。
首や肩を温めると血行がよくなるので効果的。
休憩したり、ストレッチしたりするのも良いでしょう。
② 片頭痛
こめかみの辺りがズッキンズッキンと痛んだり、吐き気を伴うことがあります。
特に女性に多く見られる頭痛です。
脳の血管が拡張し、周りの神経を刺激するために起こると考えられています。
原因:遺伝子が関係していると考えられていますが、詳細は不明です。
誘因としてはストレスからの開放、女性ホルモンの急激な低下など。
対処法:おでこを冷やしたり、こめかみを押さえると楽になるそうです。
ふだんからマグネシウム・ビタミンB2を多くとると予防効果が期待できます。
(ひじき、昆布、レバー、納豆がお勧め食材です)
③ 群発頭痛
片側の目の奥の激しい痛みが特徴。
眠っているときなどに痛みで目が覚めることが多く、いったん起こると群発地震のように
1~2ヶ月間ほぼ毎日起こることから名づけられています。
原因:内頚動脈(目の後ろにある血管)が拡張するためと言われていますが、
よくわかっていません。
対処法:市販の薬では効果がないため、頭痛外来や神経内科などを受診し、医師
に相談してください。
群発期(毎日痛みが起こる時期)にはアルコールは控えたほうがいいでしょう。
昼寝や長湯も頭痛を誘発することがあるので、避けるのが望ましいです。
対処法をよく知っておき、快適な毎日を過ごせるように、したいですね
